英語で 1111 はどう読むのか。
普通の数字なら、
one thousand one hundred and eleven
となります。
まあ、これは分かります。
ところが「西暦1111年」になると、読み方は普通、
eleven eleven
です。
「えっ、1111なのに one thousand… ちゃうん?」
ここが英語の西暦の面白いところです。
西暦は「2桁+2桁」で読む
英語では4桁の西暦を、前半2桁と後半2桁に分けて読むことがよくあります。
たとえば、
- 1492年 → fourteen ninety-two
- 1776年 → seventeen seventy-six
- 1945年 → nineteen forty-five
です。
そう考えると、
1111 → 11 + 11 → eleven eleven
となるわけです。
日本語では「せんひゃくじゅういち年」と、普通の数字と同じように読みますから、ここは英語と感覚が違います。
では、2001年は?
ところが、ここで新たな問題が出てきます。
2001年はどう読むのか?
「西暦は2桁ずつ読むんやったら、twenty oh one やな」
と思いたくなります。
もちろん twenty oh one という読み方もあります。
しかし、2001年は
two thousand one
と読むのが非常に一般的です。
2000年代初頭は、
- 2000 → two thousand
- 2001 → two thousand one
- 2005 → two thousand five
- 2009 → two thousand nine
という読み方が広く使われました。
映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』も、英語では two thousand one: A Space Odyssey と読まれます。
そして2010年代から元に戻ってくる
さらに面白いのが2010年あたりです。
2010年は、
two thousand ten
とも言えますが、
twenty ten
という読み方が一般的になっていきます。
そして現在の2026年なら、
twenty twenty-six
がごく自然です。
つまり大ざっぱに見ると、
1945 → nineteen forty-five
だったものが、
2001 → two thousand one
となり、
2026 → twenty twenty-six
と、また「2桁+2桁」の読み方に戻ってきたわけです。
1111と2001を比べると面白い
整理すると、
1111年 → eleven eleven
2001年 → two thousand one
2026年 → twenty twenty-six
となります。
全部同じ4桁の数字なのに、読み方のパターンが違う。
英語というのは、こういうところが面白いですね。
文法書を読んでいるだけだと「西暦の読み方」として覚えて終わってしまいますが、
「なんで1111年は eleven eleven なのに、2001年は twenty oh one より two thousand one のほうがよく聞くんやろ?」
と疑問を持つと、言葉が時代とともに変化していることまで見えてきます。
言葉は数学の公式ではありません。
「4桁なら必ずこう読む」というルールだけで動いているわけではなく、その時代の人たちが何となく自然だと感じる言い方が定着していく。
2000年という大きな節目では two thousand という読み方が強く意識され、その影響で two thousand one, two thousand two… が自然になった。そして時代が進むにつれて、昔ながらの「2桁+2桁」がまた使いやすくなってきた。
そんなふうに考えると、
eleven eleven → two thousand one → twenty twenty-six
この3つを並べるだけでも、英語という言葉のちょっとした歴史が見えてくる気がします。
たかが西暦の読み方。
されど西暦の読み方。
こういう「なんでやろ?」が、語学では案外おもろいんですよね。
