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生物多様性

説得力のある小論文を書くには、出題される分野の関連知識を積み重ねることが必要です。

本日は各学部で頻出のテーマ「環境問題」に関連して、2023年4月24日の日経新聞社説「生物多様性保全も経営課題に」を取り上げます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD185BW0Y3A410C2000000

記事の要点は以下の通りです:

– 「ネーチャーポジティブ」は生物多様性の悪化をくい止めて回復させる考え方であり、国内での認知度は低いが世界的な潮流になりつつある。

– 「ネーチャーポジティブ経済連盟」がG7の枠組みとして発足し、政府と経済団体が協力して生物多様性の保全に取り組む。

– 経済活動には自然の恵みが欠かせず、多くの産業が動植物や水資源を利用している。

– 人間活動の影響で多くの生物が絶滅しており、生態系が崩れると回復が難しい。

– 企業は自社の活動が生態系にどれだけ依存しているか把握し、生物多様性に関するリスク情報を開示すべきである。

– 多くの金融機関や投資家が生物多様性の取り組みに注目しており、企業は経営リスクの低減につながると認識すべき。

– 日本でも積水ハウスなどの先進事例があり、企業が保有する森林や緑地の保全や生物多様性の回復を目指す取り組みが必要であり、政府はその促進を政策的に支援すべきである。

環境関連の小論文の課題では、3R(Reduce, Reuse, Recycle)に関して記述することが定番ですが、企業による積極的な環境保全の取り組みについても知識をストックし、小論文に深みを持たせましょう。

3R(https://www.env.go.jp/recycle/3r/campaign/campain.html)

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AI

説得力のある小論文を書くには、出題される分野の関連知識を積み重ねることが必要です。本日のテーマは、各学部で頻出のテーマ「AI」です。

みなさんはAIに対してどんなイメージがありますか?

– 要望を入れるだけでレポートを書いてくれる。

– AIが人間の知能を超えて、近い将来人類対AIの戦争になる。

– ん、AI?アクアとルビーの母親、B小町のリーダー?等々

AIの現状とメリット・課題を正しく理解し、AIに対する自分なりの考えをまとめておきましょう。

AI関連の記事を2本取り上げます。

まず最初の記事は、2024年1月9日の日経新聞社説「生成AIは特徴を生かし上手に使おう」です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0543O0V00C24A1000000

記事の要点は以下の通りです:

– 米国のオープンAIが2022年11月末に公開した対話型生成AI「ChatGPT」が、わずか1年余りで職場や個人生活に急速に浸透している。

– 生成AIは事務作業の効率化などのメリットがあるが、有害情報の拡散や権利侵害などのリスクも存在するため、政府や国際社会のルール整備が重要。

– 日本でも生成AI時代の著作権保護が課題となっている。

– 利用者自身も生成AIの特徴を理解し、適切に利用する必要がある。

– 現状の言語生成AIには得手不得手があり、事実関係の正確性や論理の理解に課題がある。

– 生成AIは未熟な技術であり、あくまで人間の補助として活用すべきである。

次の記事は、2024年2月4日の日経新聞社説「AI時代の競争に入った米巨大IT企業」です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK024PQ0S4A200C2000000

記事の要点は以下の通りです:

– 2023年10〜12月期の決算で、マイクロソフトは18%増収で過去最高を記録し、AI関連事業の成功が際立った。

– 日本の少子高齢化が進む中、生産性向上が急務であり、AIの効果的な活用により社会問題の解決と新市場の開拓が可能となる。

– 自動運転やロボット技術による物流効率化や省力化などが、日本の国際競争力向上につながる可能性がある。

– AI市場はまだ成長段階であり、アプリやサービスの応用が今後増える見通し。

– 巨大IT企業のクラウドコンピューティング市場支配力が増す中、規制当局の監視が必要とされている。

上記、2本の記事より、AIのメリットとしては、事務作業の効率化や少子高齢化の問題への解決手段が挙げられています。一方、デメリット・課題としては、著作権等の法的な課題、事実関係の正確性や論理の理解に対する課題、巨大IT企業による経済的寡占が挙げられています。

受験する学部の視点で、AIに対する知識をストックしていきましょう。

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介護職員不足

説得力のある小論文を書くには、出題される分野の関連知識を積み重ねることが必要です。高校3年に進級したら、早めに知識を蓄え始めましょう。ここでは毎回新聞記事を取り上げ、小論文に活用できるポイントを抽出していきます。今日の記事は、2024年1月27日の日経新聞社説「報酬改定をテコに介護の強靱化を急げ」です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK255R30V20C24A1000000

記事の要点は以下の通りです:

1. 2024年度の介護報酬改定が決定。

2. 職員の処遇改善が重視されているが、人材流出の危機的状況は依然として不透明。

3. 厚労省は報酬改定で介護職員の平均月収を24年度に約7500円、25年度に約6000円増加させる見込み。

4.事業者は報酬増額だけでなく、経営改革を行い、賃上げを実現すべき。

5.テクノロジーの活用や経営規模の拡大を推進し、業務効率化を図る必要がある。

6. 介護の経営規模の拡大や連携・統合を促進し、運営コストを低減すべき。

7. 介護報酬の増額は介護保険料の引き上げにつながるため、制度の持続性を高める改革も必要。

8. 負担と給付の見直しを行い、負担能力を考慮した制度改革が求められる。

小論文の課題で、例えば、以下の課題が出題された場合、どう料理しますか?

「少子高齢化に伴い、将来ますます介護職員不足が深刻化する。それに対するあなたの対策案を600字以内で述べよ。」

この課題に対して、「介護職員の処遇を改善すべきだ!」的な論述をだらだら展開しても、薄っぺらい小論文にしかなりません。それに対して、経営改革、テクノロジーの活用、経営規模の拡大、業務効率化等の知識が頭の中の引き出しにストックされていれば、力強い説得力のある小論文が書けます。

入試本番に向け、親御さんにも協力してもらい、ニュースや新聞記事で関連知識をストックしていきましょう。

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合格体験記

大阪教育大学教育学部

A.Oさん(奈良)合格体験記

私は高校2年の春から松本予備校に入塾し、高校3年の夏から個別で小論文をとっていました。私は国語が苦手で文章を書くことが好きではなかったので、入試で小論文がいることに不安を感じていましたが、入塾当初から教えていただいていた先生に小論文を丁寧に教えていただき、最後には早く良い小論文が書けるようになりました。先生にとって馴染みのない学部の小論文でしたが、私の目指す学部にあった資料や考え方も教えてくださり、合格することができました。何度も添削をする中で自信を失うこともありましたが、いつも励まして下さり、時には楽しい話もしながら楽しく勉強をすることができました。長く辛い受験勉強を乗り越えることができたのは松本予備校のおかげだと思います。

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合格体験記

奈良県立医大看護学科

C.Oさん(奈良)合格体験記

私が志望する大学には小論文と面接が必要でした。しかし、高校3年生の夏休み前の面談で進路が確定し、約4ヶ月で自力で小論文を自分のものにするには難しいと判断したうえに、担任の先生に指導するにも限りがあると言われ、松本小論文教室に通い始めました。
まず小論文を専門とした塾があることをわたしを含め母も知らなかったので、どこに通うかと大いに悩みました。その中で私が松本小論文教室に決めた大きな理由は、「1対1で学べること」、「スケジュールを自分で決めれること」、この二つでした。日にちや授業回数も自由が効くし、大阪の高校に通っている私にとってこれらは大きく作用したと思っています。
また、松本小論文教室は基本的に1人の先生が生徒にずっと付いてくれます。私は私を担当してくれた1人の先生のことしか分からないですが、先生は私との会話を大切にしてくれました。私は正直、この推薦で合格できるとは思っていなかったので共通テストも受験するつもりで並行して勉強していました。そういった不安も汲み取ってくれ、小論文に勉強が偏らないように調節し、宿題なども毎度期間内に可能か聞いてくれました。また、何気ない会話で私が述べたことが面接の模範解答に繋がることも多々ありました。時には小論文の問題のテーマを深く掘り下げて考え、私の意見を否定することなく様々な解答を与えてくださいました。これらのおかげで、当初は不安しかなかった小論文がいつの間にか次はどんなテーマなんだろう?とワクワクし、自分の視野が広がっていることが日に日に感じれることが私の嬉しさになっていました。
最後に、小論文と聞くと少し難しいものだと思う方が大半だと思います。しかし、書き方の型を身につければあとは自分の考えを述べるだけです。小論文は今までの些細なことでも自分が感じてきたことや学んできたことを発揮する場だと思っています。全ては今までの自分です。自分が感じていることを大切にすることを1番に考え、様々なことに対して様々な意見を持ってほしいと思います。そしてその事が自信に繋がると私は思っています。

私の体験を読んでくださった方々が少しでも進路に希望が持てたら大変嬉しく思います。みなさんの未来が明るいものとなるように祈ると同時に、一人の先輩として応援しています。貴重なお時間ありがとうございました。