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✨ 高校生のための小論文攻略法 Part4:「これからの学び方」を論じるコツ ✨

こんにちは!前回の「入試でよく出るテーマ」はいかがでしたか?今回は、みなさんが日々体験している「新しい学びのカタチ」について、小論文でどう表現するかを解説します!

▼ テーマ例と切り口

1️⃣ 【オンライン学習×従来の授業】 書けるポイント:

  • タブレットでの課題提出
  • 授業動画の復習
  • グループLINEでの教え合い → 実際の経験を具体例として使える!

2️⃣ 【生徒同士の学び合い】 書けるポイント:

  • 放課後の教え合い
  • テスト前の勉強会
  • 部活でのアドバイス → 誰でも体験があるはず!

3️⃣ 【自分に合った学習法】 書けるポイント:

  • 通学時間の使い方
  • YouTube学習動画の活用
  • 音声教材の活用 → 工夫している点をアピール!

▼ 実際の小論文例

テーマ:「これからの学習に求められるものとは」

【序論の例】 「教科書とノートだけの時代は終わった。スマートフォン1台で膨大な学習コンテンツにアクセスできる現代、求められる学習スタイルも大きく変化している」

【本論の展開例】 ①現状の説明 「私の学校では1人1台タブレットが導入され、授業でもグループ学習でも活用している」

②メリットの提示 「分からない問題があれば、放課後にビデオ通話で教え合うこともある。距離や時間の制約を超えた学び合いが可能になった」

③課題の指摘 「ただし、デジタルツールへの依存しすぎは、かえって思考力を弱める可能性もある」

④解決策の提案 「対面での話し合いとオンラインツールを、目的に応じて使い分けることが重要だ」

▼ 書くときのコツ

  1. 身近な例を挙げる
  • 学校での1日の様子
  • 休み時間の過ごし方
  • 家での学習方法
  1. 具体的な変化を示す before:「紙のプリントだけ」 after:「タブレットで提出可能に」
  2. 良い点・悪い点の両方を考える ○:「いつでも学べる」 △:「集中力が途切れやすい」

▼ 差がつく表現テクニック

  1. 対比を使う 「一方通行の授業」vs「双方向の学び」
  2. 数字を入れる 「1日30分のオンライン学習」 「週3回の学び合い」
  3. 新しい用語を使う 「ブレンド型学習」 「アクティブラーニング」 (ただし、説明も忘れずに!)

▼ 実践トレーニング

今日からできること:

  1. 自分の学習法の特徴をメモ
  2. 友達との学び方の情報交換
  3. 先生に新しい学習法を聞いてみる

次回は、実際の入試を想定した時間配分術について解説します!皆さんの経験を活かした、説得力のある小論文を目指していきましょう!

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✨ 高校生のための小論文攻略法 Part3:入試でよく出るテーマと解答のコツ: ✨

こんにちは!前回の「具体例とメモの技術」はいかがでしたか?今回は、実際の入試でよく出題されるテーマと、その攻略法をお伝えします!

▼ よく出る小論文テーマBEST3

1️⃣ 【SDGs・環境問題】 テーマ例:

  • 地球温暖化対策について
  • プラスチックごみ削減
  • 再生可能エネルギーの普及

対策のコツ:

  • 身近な例:エコバッグの使用、分別ゴミ
  • 学校での取り組み:節電、ゴミ拾い活動
  • 世界の動き:環境サミット、各国の対策 → 自分の行動と社会全体の動きを結びつける!

2️⃣ 【情報社会・テクノロジー】 テーマ例:

  • SNSの功罪
  • AI技術の発展と課題
  • オンライン授業の可能性

対策のコツ:

  • メリット・デメリットを対比
  • 具体例:自分のSNS使用経験
  • 将来の展望も忘れずに → 両面から考察することがポイント!

3️⃣ 【教育・青少年】 テーマ例:

  • 学校教育のあり方
  • 部活動と学習の両立
  • 若者の社会参加

対策のコツ:

  • 自分の体験が最大の武器
  • 学校での具体的な活動
  • 周りの友達の例も活用 → 当事者としての意見が光る!

▼ テーマ別解答の基本構造

【環境問題の場合】 序論:問題の現状を数字で示す 本論:①個人でできること ②社会で取り組むべきこと ③将来への提言 結論:自分にできることから始める決意

【情報社会の場合】 序論:技術の進歩の現状 本論:①メリット(具体例)②デメリット(具体例)③解決策の提案 結論:適切な活用の重要性

【教育問題の場合】 序論:現状の課題 本論:①自分の経験 ②周囲の事例 ③改善案の提示 結論:目指すべき教育の姿

▼ 得点アップのための実践テクニック

  1. 数字を1つは入れる 例:「日本のプラごみ排出量は年間約900万トン」
  2. 対比を使う 例:「オンラインとオフライン」「メリットとデメリット」
  3. 時系列で考える 例:「過去→現在→未来」の流れ
  4. 具体例は新しいものを 例:「最近のニュース」「学校での取り組み」

▼ 明日から使える練習方法

  1. 新聞の社説を読む → 賛成・反対、どちらの立場でも書けるように
  2. 話題のニュースをストック → スマホのメモ帳に最新の話題をメモ
  3. 学校生活を観察 → 行事、委員会活動など、題材の宝庫です

次回は、実際の入試を想定した時間配分術について解説します!

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✨ 高校生のための小論文攻略法 Part2:具体例の探し方・メモの技術✨

こんにちは!オンライン講師のあんちもです。前回の記事への反響をいただき、特に「具体例が見つからない」「メモの取り方がわからない」という声が多かったので、今回は徹底的にその部分を解説していきます!

▼ ニュースとの付き合い方を変えよう!

みなさん、ニュースアプリを開いたとき、どんなふうに読んでいますか? 実は、小論文に活かせる読み方があるんです!

【効果的なメモの3ステップ】

1️⃣ WHAT(何が起きた?)

  • 見出しをそのままメモ
  • いつ、どこで、誰が、何を この4つだけでOK!

2️⃣ WHY(なぜ重要?)

  • 社会にどんな影響がある?
  • 自分の生活と関係ある?
  • 将来どうなりそう? このうち1つでも書けばOK!

3️⃣ MY OPINION(自分はどう思う?)

  • 賛成?反対?
  • こうしたらいいんじゃない?
  • 私だったら… たった一言でもOK!

▼ 具体例の探し方:3つの引き出しを作ろう!

  1. 身近な体験の引き出し
  • 学校での出来事
  • 家族との会話
  • 友達とのSNSでのやり取り → これらも立派な具体例になります!
  1. ニュースの引き出し
  • 政治:選挙、法律の改正
  • 経済:物価、就職問題
  • 社会:環境問題、教育 → 1日1つ、気になるニュースをメモ!
  1. 常識・一般論の引き出し
  • ことわざ
  • 有名な話
  • 歴史上の出来事 → これは教科書からでも集められます!

▼ 実践例:「SNSは中高生に必要か」というテーマの場合

【メモの例】 📱 WHAT: LINE絵文字有料化のニュース

❓ WHY: コミュニケーションの形が変化している

💭 MY OPINION: 無料のスタンプでも十分、むしろシンプルな方が誤解が少ない

これが小論文では… 「SNSによるコミュニケーションの変化は、必ずしも進化とは限らない。例えば、LINEの絵文字有料化に関して、私は基本的な絵文字で十分だと考える。なぜなら…」

という具合に発展させられます!

▼ 今日からできる練習法

  1. スマホのメモアプリに「小論文ネタ帳」を作る
  2. 3つの引き出しごとにフォルダを分ける
  3. 毎日1つ、どんな小さなことでもメモを追加
  4. 週末に見直して、使えそうなものをマーク

次回は、これらの具体例を文章にする方法について解説します!

質問やコメントお待ちしています!皆さんの「小論文ネタ帳」作り、一緒に頑張りましょう!

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高校生のための小論文攻略法 Part1:小論文って実は怖くない!高2からでも間に合う攻略法 ✨

こんにちは!オンライン講師のあんちもです。今日は特に小論文に不安を感じている受験生のみなさんに向けて、超実践的なアドバイスをお届けします!

『え…私、小論文なんて書いたことないし…』 『新聞も読んでないし…どうしよう…』

そんな不安、すっごくわかります!でも大丈夫、今からでも全然間に合います♪

▼ まずは小論文の基本の「き」!

小論文って結局のところ、「自分の意見」+「その理由」を順序立てて書くだけなんです。難しく考える必要はありません!

例えば、「SNSは中高生に必要か」というテーマだったら:

  • 自分の意見:「適切な利用なら必要」
  • 理由1:情報収集が簡単
  • 理由2:友達とのコミュニケーションに便利
  • 理由3:様々な視点に触れられる

こんな感じで組み立てていけばOK!

▼ 具体例がない?そんな時は身近な体験を使おう!

新聞を読んでいなくても大丈夫。例えば: ・学校での出来事 ・家族との会話 ・友達との経験 これらも立派な具体例になります!

▼ 実践的な練習方法

1️⃣ まずは1日3分でいいので、ニュースアプリをチェック 2️⃣ 気になったニュースについて、友達や家族と話してみる 3️⃣ 自分の意見を、箇条書きでいいので書き出してみる

これを毎日続けるだけで、驚くほど力がついていきますよ!

▼ お手軽トレーニング法

📱 スマホのメモ帳に、その日あった出来事と、それについての自分の考えを1行でも書いてみよう。これが実は最高の小論文練習になります!

一緒に頑張っていきましょう!

次回は「小論文の構成術」について、もっと具体的に解説していきます!お楽しみに~♪

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時事問題から学ぶ小論文の書き方:SNSと情報発信の在り方を考える

こんにちは!今回は、SNSでの情報発信に関する新聞記事を題材に、小論文の書き方のポイントを解説していきます。これから小論文対策を始める皆さんに役立つ内容にしていきますよ。

1. 記事の論点整理から始めよう

まず重要なのは、記事から主要な論点を見つけ出すことです。この記事では以下のような論点が挙げられます:

  • SNSでの虚偽情報発信が及ぼす影響
  • 政治家の情報発信における責任
  • 誹謗中傷被害の深刻さ
  • 情報の拡散における個人の責任

2. 問題の構造化を意識する

小論文では、問題の構造を明確に示すことが重要です。この記事の場合:

  • 発端:前県議に対する虚偽情報の投稿
  • 展開:情報の拡散と被害の発生
  • 影響:被害者の精神的苦痛、県政への影響
  • 課題:虚偽情報対策と政治家の責任

このように整理することで、論理的な文章構成が可能になります。

3. 具体例の効果的な活用

記事中の具体例を上手く活用することで、説得力のある文章になります。例えば:

  • 県警本部長の発言(事実確認の具体例)
  • 同僚県議の証言(被害の実態を示す具体例)
  • 元宮崎県知事の投稿(安易な情報拡散の具体例)

4. 多角的な視点で考える

小論文では、問題を多角的に検討することが求められます。この記事の場合:

  • 情報発信者の責任
  • 情報を拡散する人々の責任
  • 行政・議会の対応
  • 社会システムとしての対策

5. 解決策の提示

問題提起だけでなく、具体的な解決策も考えましょう。例えば:

  • 情報リテラシー教育の充実
  • SNS運営側の対策強化
  • 法的規制の検討
  • 政治家の倫理規定の見直し

実践アドバイス

  1. 序論:問題の所在を明確に示す
  2. 本論:具体例を挙げながら論理的に展開
  3. 結論:自分の考えと解決策を提示

記事を読んだら、まずこれらのポイントに沿ってメモを取る習慣をつけましょう。

最後に

小論文は、単なる意見文ではありません。社会の課題について、論理的に分析し、具体的な解決策を提示する必要があります。日頃からニュースに触れ、「なぜ?」「どうすれば?」という視点で考える習慣をつけることが、良い小論文を書くための近道となります。

次回は、別の時事問題を題材に、さらに具体的な文章の組み立て方を解説していきます。それでは、がんばって小論文対策を進めていきましょう!

参考文献:2025年1月29日付朝日新聞社説「兵庫県と立花氏 虚偽の発信 放置できぬ」

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大学入試小論文対策:少子化と大学の未来をテーマに書いてみよう

こんにちは!今回は、大学入試の小論文に挑戦したことがない高校生向けに、少子化と大学の未来をテーマにした小論文の書き方を優しく説明します。この記事を読めば、小論文ってどうやって書くのかイメージがつかめるようになりますよ。最後に練習問題もつけたので、一緒に頑張りましょう!

小論文を書く3つのステップ

① テーマを理解する

小論文を書くためには、まずテーマをしっかり理解することが大事です。今回のテーマは、「少子化で大学が減るかもしれない中、どうやって大学を守るか」という話です。

記事にはこんなことが書いてありました:

  • 少子化で大学に入る人が減り、地方の大学がなくなるかもしれない。
  • 地方の大学がなくなると、地域の若者や専門的な人材がいなくなり、その地域が衰退してしまう。
  • 地域の大学と地元が協力して、地域のためになる教育を進める必要がある。

まず、このような背景をしっかり理解しましょう!「少子化で大学が危ない」という状況を意識しながら考えるのがポイントです。

② 書く内容を考える

小論文では、「自分の考え」をしっかり書く必要があります。でも、最初はどう書けばいいか迷いますよね。そんなときは、次の3つの部分を意識してみてください:

1. 序論(じょろん):最初にテーマについて簡単に説明する

例:「少子化が進む中、大学の数が減ることで地方の社会が弱くなってしまう問題が起きています。この問題を解決するためには、大学と地域社会が協力することが必要です。」

2. 本論(ほんろん):自分の考えと理由を詳しく説明する

例:「地方の大学を守るためには、地元の企業と協力して、地域で活躍できる人を育てることが大切だと思います。例えば、山口県では地元企業と大学が一緒になって説明会を開いています。こうした取り組みを全国に広げることで、地域を元気にすることができるのではないでしょうか。」

3. 結論(けつろん):最後に自分の意見をまとめる

例:「私は、大学と地域社会が協力することが、少子化時代における大学の存続と地域の発展につながると考えます。」

③ 丁寧に書き直す

最初から完璧に書こうとしなくて大丈夫です。一度書いたら、「主語と述語がつながっているかな?」とか「同じことを繰り返していないかな?」と見直して、読みやすくすることを心がけましょう!

練習問題:書いてみよう!

以下のテーマで、まずは400字程度の小論文を書いてみましょう。

テーマ:少子化による大学の減少を防ぐために、大学と地域社会がどう協力すればいいと思いますか?

ヒント:

• 最初に「少子化で大学が減ると何が起きるか」を簡単に説明する。

• その後、自分が「大学と地域が協力してやるべきこと」を1つ具体的に書く(例:地元企業と学生を結びつける、地域の産業に必要な学科を作る)。

• 最後に、「こうすれば問題が解決できる」とまとめる。

参考文献:2025年1月27日付朝日新聞社説「地方の大学 政府全体で考える時だ」

https://www.asahi.com/articles/DA3S16135238.html?iref=pc_rensai_long_16_article

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大学入試小論文対策:感染症対策と社会的責任

大学入試の小論文では、社会的な課題を読み解き、自らの意見を論理的に述べる力が求められます。本記事では、インフルエンザ流行に関するニュースを題材に、小論文対策のポイントを解説します。最後に小論文の課題も提示しますので、ぜひ挑戦してください。

ニュースから読み取れる課題

記事には以下のような課題が示されています:

1. 感染症対策の重要性

 コロナ禍で徹底された感染予防策の効果が薄れ、インフルエンザ流行が拡大しました。こうした背景から、感染症予防における個人の行動や社会的な仕組みの重要性が読み取れます。

2. 医療資源の配分問題

 感染者数の急増により、抗ウイルス薬の供給に偏りが生じました。医療資源をどのように公平に配分するかが課題として浮かび上がります。

3. 情報発信と不安のコントロール

 SNS上での過度な不安を煽る投稿が話題になったことから、正しい情報発信の重要性が問われています。人々が冷静に状況を判断できる情報提供のあり方を考える必要があります。

小論文を書く際のポイント

小論文では、与えられたテーマを掘り下げ、自分の意見を論理的に展開することが求められます。このニュースをもとに小論文を書く際、以下のステップを踏むと効果的です:

1. 課題を特定する

 「なぜインフルエンザ流行が拡大しているのか」「どのような対策が必要か」など、ニュースから見えてくる具体的な課題を整理します。

2. 背景を説明する

 例えば、「コロナ禍における感染症対策の緩和」「医療資源の偏在」など、課題が生じた背景を記事の内容をもとに簡潔に説明します。

3. 自分の意見を述べる

 課題に対して、自分の考えや解決策を述べます。例えば、「学校や職場での感染予防教育の強化」「地域医療機関間の連携促進」など、具体的な提案を含めると説得力が増します。

4. 具体例を挙げる

 過去の事例や他国の対策などを取り上げると、文章に深みが出ます。例えば、「ニュージーランドでの感染症対策の成功事例」などを挙げると良いでしょう。

小論文の課題

課題

「感染症対策と社会的責任」について、あなたの考えを述べなさい。

以下の点に留意して論じなさい:

  1. 感染症流行が社会に与える影響
  2. 個人や地域社会に求められる取り組み
  3. 情報発信の在り方

このように、日々のニュースを小論文対策に活かすことで、時事問題への関心を高めながら論理的な文章力を養うことができます。受験シーズンに体調を崩さないよう気をつけながら、しっかり準備を進めてください。

参考文献:2025年1月25日付日経新聞社説「呼吸器感染症は正しく用心を」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK232VV0T20C25A1000000

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大学入試小論文対策:宇宙開発の未来と日本の役割について考える

近年、宇宙開発の舞台が国家から民間企業へと広がりを見せています。これにより、新しい技術革新や経済的可能性が開かれつつあります。日本もこの流れの中で独自の役割を果たすべきタイミングを迎えています。今回は、新聞記事をもとに宇宙開発とその課題について考えながら、大学入試の小論文対策の一助となる内容をお届けします。

日本の民間企業が切り拓く宇宙開発の最前線

記事では、日本の宇宙新興企業アイスペースの取り組みが紹介されています。同社は、2023年の月面着陸挑戦に失敗したものの、多くの技術的課題を克服し、今後も挑戦を続ける計画です。このような民間主導の宇宙開発は、日本の存在感を高めるだけでなく、宇宙資源ビジネスという新しい分野を切り拓く可能性を秘めています。

特に注目すべきは、月の砂を採取し、その所有権を米航空宇宙局(NASA)に譲渡する取り組みです。この試みは、単なる技術の実証にとどまらず、宇宙資源の商取引という新たなルール作りを視野に入れたものです。宇宙条約において明確に定義されていない「資源の所有」に関する国際的なルール策定に向けた動きとしても、大きな意義があります。

宇宙開発における課題と日本の立ち位置

宇宙開発の分野では、技術的な挑戦だけでなく、資源を巡る国際的な利害調整やルール作りが求められています。記事によると、日本はすでに「宇宙資源法」を成立させ、国際的なルール作りを主導する動きを見せていますが、将来的にはさらに多くの課題が待ち受けているでしょう。

例えば、以下のような点が挙げられます。

1. 技術の進歩とコストの削減

宇宙開発は依然として多額の費用がかかる分野です。いかに効率的に資源を活用し、持続可能な開発を実現するかが重要です。

2. 国際協力と競争

他国と協力しながらも、競争が避けられない中で、いかに日本の利益を守り、主導権を握るかが問われます。

3. 倫理的な側面

宇宙資源の利用や開発が地球や宇宙環境にどのような影響を与えるのか、倫理的観点からの議論も必要です。

小論文作成のポイント

宇宙開発のテーマを扱った小論文を書く際には、以下の点を意識することが重要です。

1. 具体例を挙げる

日本企業アイスペースのような実際の事例を引用することで説得力が増します。

2. 課題と解決策を提示する

技術的・国際的な課題を挙げ、それに対する解決策や日本の役割を提案する視点を盛り込みましょう。

3. 多角的な視点を持つ

経済、技術、国際関係、倫理といった複数の観点から考察することで、論旨が深まります。

練習課題

以下の課題に取り組み、小論文を書く練習をしてみましょう。

課題

「民間主導の宇宙開発が広がる中、日本が果たすべき役割について、あなたの考えを述べなさい」

条件

  • 800字以内
  • 具体例を用いること
  • 課題と解決策を提示すること

このテーマを通じて、宇宙開発に関する知識を深めるだけでなく、論理的に考えを展開する力を養っていきましょう!

参考文献:2025年1月25日付読売新聞社説「月着陸へ再挑戦 民主導の宇宙開発の幕開けに」

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250119-OYT1T50076

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大学入試小論文対策:デジタル化と教育の未来

近年、日本の教育現場ではデジタル教科書の導入が議論の的となっています。この記事では、日本政府が進めるデジタル教科書への移行について、その背景や課題、そして私たちが考えるべきポイントを整理します。

デジタル教科書への移行の背景

文部科学省は2026年度までにデジタル教科書を正式な教科書に位置づけ、2030年度から使用を開始する計画を示しています。現在、デジタル教科書は一部の科目で紙の教科書と併用されていますが、今後は正式な教科書として紙とデジタルの併存が目指される方針です。

この動きの背景には、コロナ禍で明らかになった日本のデジタル化の遅れを挽回したいという国の意図があると考えられます。しかし、この記事が指摘するように、この方向性には多くの懸念が存在します。

デジタル化が教育にもたらす影響

IT先進国であるスウェーデンは、デジタル教科書の使用を進めた結果、子供たちの学習成果や集中力の低下を招いたとして、紙の教科書や手書きを重視する方針に舵を切りました。これにより、日本でも同様の問題が起こる可能性が示唆されています。

さらに、多くの研究が示すように、深い思考や記憶の定着においては紙のほうが優れているとされています。読売新聞の調査でも、小中学校長の95%が紙との併用を望んでおり、デジタル教科書のみの使用には強い懸念が示されています。

私たちが考えるべきポイント

デジタル教科書の導入には、次のような課題があります。

  1. 学習環境の不均一化 教育委員会ごとに紙とデジタルの選択が任されると、地域による学習環境の格差が拡大する可能性があります。
  2. 教育現場の声の軽視 現場の教員や学校長が抱える懸念を無視する形で政策が進められている点が問題視されています。
  3. デジタル教科書の効果の不透明さ デジタル教科書の具体的な教育効果が明確でない中での移行は、リスクが高いと言えます。

結論

紙の教科書は、教育の基本ツールとしてその重要性を再認識すべきです。デジタル教材は動画や音声といった特性を活かした補助的な役割にとどめるべきでしょう。また、政策を進める上では、現場の声を十分に反映させることが不可欠です。

練習課題

次のテーマについて、600字前後で小論文を書いてみましょう。

テーマ: デジタル教科書と紙の教科書、どちらが子どもの成長に適しているか。

ポイント:

  • 自分の意見を明確に述べる。
  • 具体的な例や根拠を挙げる。
  • 反対意見への配慮を忘れない。

この課題に取り組むことで、論理的に考え、自分の考えを整理する力を養うことができます。ぜひ挑戦してみてください!

参考文献:2025年1月24日付読売新聞社説「デジタル教科書 義務教育の変質招く利用拡大」

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250123-OYT1T50244

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大学入試小論文対策:SNSと誹謗中傷

記事のポイントと論点

今回の新聞記事は、SNS上での誹謗中傷が招いた痛ましい事件を題材に、以下の点が問題として提起されています。

  • SNS上の誹謗中傷が招いた悲劇: 前県議の自殺という深刻な事態
  • 政治家の責任: 立花氏の発言が中傷に拍車をかけたこと
  • 言論の自由と責任: 建設的な批判と誹謗中傷の区別
  • 虚偽情報の拡散: 真偽不明な情報の拡散による悪影響
  • SNS事業者の責任: 誹謗中傷への対策の必要性

これらの問題点を踏まえ、小論文では以下の論点を深掘りすることが考えられます。

  • SNSの普及がもたらす光と影
  • 言論の自由と責任のバランス
  • 誹謗中傷に対する法規制の必要性
  • 私たち一人ひとりができること

小論文の構成例

  1. 導入: 記事の内容を簡潔にまとめ、問題意識を提示する。
    • 例:SNSは現代社会において欠かせないコミュニケーションツールとなった一方で、誹謗中傷など負の側面も深刻化している。
  2. 本論:
    • SNSの光と影: SNSの利点と弊害を具体的に述べる。
    • 誹謗中傷の原因: 誹謗中傷が生まれる背景や心理を分析する。
    • 法規制の現状と課題: 現在の法規制の有効性と不足点を指摘する。
    • 個人の責任: 私たち一人ひとりができること(情報リテラシーの向上、発信内容への責任、被害者への支援など)を具体的に述べる。
  3. 結論:
    • 上記の議論をまとめ、自身の考えを明確に述べる。
    • 今後の対策として、SNS事業者、政府、私たち一人ひとりがどのような役割を果たすべきか、具体的な提案を行う。

練習課題

以下の問題を参考に、小論文を作成してみましょう。

  • 問題1: SNS上の誹謗中傷が後を絶たない現状について、あなたの考えを述べなさい。
  • 問題2: 言論の自由と誹謗中傷の防止は、どのように両立できるのか。あなたの考えを述べなさい。
  • 問題3: SNS事業者は、誹謗中傷対策に対してどのような責任を負うべきか。あなたの考えを述べなさい。
  • 問題4: 私たちは、SNSを安全に利用するために、どのようなことに注意すべきか。あなたの考えを述べなさい。

その他

  • 資料収集: 記事だけでなく、関連するニュースや研究論文、統計データなどを参考にすると、より深い分析が可能になります。
  • 多角的な視点: さまざまな角度から問題を捉え、論理的な思考力を養いましょう。
  • 具体例: 抽象的な議論だけでなく、具体的な事例を挙げることで、説得力が増します。
  • 結論の明確化: 結論は簡潔かつ具体的に、あなたの主張がしっかりと伝わるようにまとめましょう。

大切なのは、自分の考えをしっかりと持ち、論理的に表現することです。

※ 注意: この練習課題はあくまで一例です。各自の興味関心や知識に基づいて、自由にテーマを設定し、小論文の構成を考えてみてください。

参考文献:2025年1月23日付読売新聞社説「SNS上の悪意 人の死まで中傷する残酷さ」

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250123-OYT1T50017