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英検準2級Eメール文対策シリーズ 第1回:英検準2級新形式メール文の基本と特徴

はじめに

こんにちは、英語学習者のみなさん!英検準2級Eメール文対策の新シリーズがスタートします。今回から全10回にわたって、新しく追加された「メール文作成問題」について詳しく解説していきます。

従来の英作文問題に加えて新たに出題されるようになったこの形式、しっかり対策して高得点を目指しましょう!

新形式メール文とは?

英検準2級では、従来の意見文(50-60語)に加えて、新たにメール文作成問題が導入されました。この問題では、外国人の知り合いからのメールに対して返信を書く形式で、英文メールの基本的なマナーと内容の両方が評価されます。

出題形式の特徴

  1. 返信メールの形式: 提示されたメールへの返信という形で作成します
  2. 語数制限: 40-50語程度と指定されています
  3. 質問を含める: 相手のメール内容(特に下線部)について質問を2つ含める必要があります
  4. 解答欄の制限: 指定された解答欄内に収める必要があります

従来の意見文との違い

新形式のメール文と従来の意見文には、いくつかの重要な違いがあります。

項目従来の意見文新形式メール文
語数50-60語40-50語
形式自由形式の意見文メール形式(挨拶・本文・結び)
目的意見の表明と理由説明情報交換・質問・返答
文体フォーマルな文体も可友人間のカジュアルな文体
特別要件なし相手への質問を2つ含める

評価のポイント

メール文の評価では、以下の点が重視されます:

  1. 内容の適切さ: 相手のメールに対して適切に応答しているか
  2. 質問の質: 下線部について的確な質問ができているか
  3. メールの形式: メールとしての基本的な形式が守られているか
  4. 語彙・文法: 適切な語彙と正確な文法が使われているか
  5. 語数制限: 指定された語数内で簡潔に表現できているか

実際の問題例

前述の例題を見てみましょう:

あなたは、外国人の知り合い(Alex)から、Eメールで質問を受け取りました。 この質問にわかりやすく答える返信メールを書きなさい。 • あなたが書く返信メールの中で、AlexのEメール文中の下線部について、あなたがより理解を深めるために、下線部の特徴を問う具体的な質問を2つしなさい。 • あなたが書く返信メールの中で、できるだけ英文の語数の目安は40語〜50語です。 Alexのメール: Hi! I want to tell you something. My dad and I went to a new stadium last Sunday. It opened two months ago. We watched a rugby game between two university teams there. My dad taught me some of the rules, too. It was my first time, so it was very exciting. I will continue to watch rugby. Do you think more people will watch this sport? Your friend, Alex 返信メールの枠: Hi, Alex! Thank you for your e-mail. (ここに解答を書く) Best wishes,

解答例と解説

上記の問題に対する解答例を見てみましょう:

I’m glad you enjoyed rugby! Which university teams did you watch? What rules did your dad teach you about rugby? Yes, I think more people will watch rugby because it’s becoming more popular globally and has exciting matches.

解説

  • 相手のメールの内容に対応し、質問に答えています(「もっと多くの人がラグビーを見るか」について)
  • 下線部に関連する質問を2つ含めています(「どの大学チームを見たか」「お父さんがどんなルールを教えてくれたか」)
  • 友人間のカジュアルな文体で書かれています
  • 40-50語の範囲内に収めています(47語)

ポイントとコツ

  1. メールの基本構造を理解する:挨拶、本文、結びの基本構造を守りましょう
  2. 質問の作り方を練習する:下線部に関連する具体的な質問を考える練習をしましょう
  3. 簡潔な表現を心がける:限られた語数内で必要な情報を伝えられるよう練習しましょう
  4. 相手のメールの内容をしっかり理解する:内容を正確に理解することが適切な返信の基本です
  5. カジュアルな友人間の文体に慣れる:フレンドリーな表現を使う練習をしましょう

まとめ

新形式のメール文作成問題は、実際のコミュニケーション能力を測る問題として加わりました。単に英文を書くだけでなく、相手の伝えたいことを理解し、適切に応答する力が求められています。

次回は「メール文の基本フォーマットとマナー」について詳しく解説します。英文メールの書式や挨拶表現など、メール作成の基本を学びましょう。

練習問題

以下のメールに対する返信を40-50語で作成してみましょう。下線部について質問を2つ含めることを忘れないでください。

Hi! I have exciting news! I just got a new pet dog last weekend. He is a beagle puppy and very cute. I named him Leo after my favorite movie character. He already knows how to sit when I give him a treat. Taking care of a pet is harder than I thought. Do you have any pets at home? Your friend, Jamie

(※解答例は次回の記事で紹介します)