こんにちは!今回は、大学入試の小論文に挑戦したことがない高校生向けに、少子化と大学の未来をテーマにした小論文の書き方を優しく説明します。この記事を読めば、小論文ってどうやって書くのかイメージがつかめるようになりますよ。最後に練習問題もつけたので、一緒に頑張りましょう!
小論文を書く3つのステップ
① テーマを理解する
小論文を書くためには、まずテーマをしっかり理解することが大事です。今回のテーマは、「少子化で大学が減るかもしれない中、どうやって大学を守るか」という話です。
記事にはこんなことが書いてありました:
- 少子化で大学に入る人が減り、地方の大学がなくなるかもしれない。
- 地方の大学がなくなると、地域の若者や専門的な人材がいなくなり、その地域が衰退してしまう。
- 地域の大学と地元が協力して、地域のためになる教育を進める必要がある。
まず、このような背景をしっかり理解しましょう!「少子化で大学が危ない」という状況を意識しながら考えるのがポイントです。
② 書く内容を考える
小論文では、「自分の考え」をしっかり書く必要があります。でも、最初はどう書けばいいか迷いますよね。そんなときは、次の3つの部分を意識してみてください:
1. 序論(じょろん):最初にテーマについて簡単に説明する
例:「少子化が進む中、大学の数が減ることで地方の社会が弱くなってしまう問題が起きています。この問題を解決するためには、大学と地域社会が協力することが必要です。」
2. 本論(ほんろん):自分の考えと理由を詳しく説明する
例:「地方の大学を守るためには、地元の企業と協力して、地域で活躍できる人を育てることが大切だと思います。例えば、山口県では地元企業と大学が一緒になって説明会を開いています。こうした取り組みを全国に広げることで、地域を元気にすることができるのではないでしょうか。」
3. 結論(けつろん):最後に自分の意見をまとめる
例:「私は、大学と地域社会が協力することが、少子化時代における大学の存続と地域の発展につながると考えます。」
③ 丁寧に書き直す
最初から完璧に書こうとしなくて大丈夫です。一度書いたら、「主語と述語がつながっているかな?」とか「同じことを繰り返していないかな?」と見直して、読みやすくすることを心がけましょう!
練習問題:書いてみよう!
以下のテーマで、まずは400字程度の小論文を書いてみましょう。
テーマ:少子化による大学の減少を防ぐために、大学と地域社会がどう協力すればいいと思いますか?
ヒント:
• 最初に「少子化で大学が減ると何が起きるか」を簡単に説明する。
• その後、自分が「大学と地域が協力してやるべきこと」を1つ具体的に書く(例:地元企業と学生を結びつける、地域の産業に必要な学科を作る)。
• 最後に、「こうすれば問題が解決できる」とまとめる。
参考文献:2025年1月27日付朝日新聞社説「地方の大学 政府全体で考える時だ」
https://www.asahi.com/articles/DA3S16135238.html?iref=pc_rensai_long_16_article