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【The Eastfield Stories:Episode 12】「静かな再会」

◆ あらすじ

ロンドンの静かなギャラリー。たまたま立ち寄ったSamが、思いがけない人の姿を目にする――それは、かつてジャケットのトラブルでやりとりをした女性、Anaだった。顔を合わせたのは一度きり。名前も知らない。でも、その記憶はふたりの中で確かに残っていた。久しぶりの再会に、少しぎこちなく、でもどこか嬉しそうに笑い合うふたり。すれ違ったまま終わるはずだった偶然が、新たな「なにか」へと変わり始める予感。

💡 会話を聞いてみましょう!

登場人物


Sam:服屋の店員

Ana:ロンドン在住。現代アートギャラリーのディレクター。Christopherの妻。

登場人物紹介ページ(キャラクター一覧)


◆ 会話スクリプト(英語+和訳)

Sam:“Huh… Didn’t expect this place to be so calming.”
(へぇ… こんなに落ち着く場所だとは思わなかったな)

Ana:“Oh… Hi. I think… I’ve seen you before?”
(あっ…こんにちは。たしか…どこかでお会いしましたよね?)

Sam:“Yeah… I was just about to say the same. You had a jacket. Broken zipper, right?”
(うん…ちょうど同じことを言おうとしてた。ジャケットを持ってたよね。ファスナーが壊れてたやつ)

Ana:“Wow. I didn’t think you’d remember. But yes, that was me — the difficult customer.”
(わあ、覚えてたなんて思わなかった。でもそう、あれは私――やっかいなお客だったわね)

Sam:“You weren’t difficult. Just… determined. I respected that.”
(いや、やっかいじゃなかったよ。ただ…意思がはっきりしてただけ。僕はそれ、いいと思った)

Ana:“Well, I do believe in fighting for what I paid for. So, what brings you here?”
(まあ、私は自分が払ったものには責任持つタイプなの。それで、どうしてここに?)

Sam:“Lunch break. I work nearby. I wandered in without knowing… you’d be here.”

(ランチ休憩中なんだ。近くで働いてて。たまたま入ってみただけで…君がいるなんて思わなかった)

Ana:“I don’t usually work the floor, but we’re short-staffed today. Lucky timing, I guess?”

(私は普段フロアには出ないんだけど、今日は人手不足で。タイミングが良かったってことかな?)

Sam:“Yeah. Very lucky. You know… I never caught your name that day.”
(うん。本当にラッキーだった。そういえば…あの日、名前を聞いてなかったよね)

Ana: “Ana. Nice to meet you — again.”
(Anaよ。あらためて、よろしくね)


💬 印象的なセリフ

“You had a jacket. Broken zipper, right?”
“Wow. I didn’t think you’d remember. But yes, that was me—the difficult customer.”

出会いは小さなトラブルから。でも、だからこそ忘れられない。
そんな再会のシーンが、胸に残ります。


🔍 学習ポイント

  • “I didn’t think you’d remember.”  →「覚えてるなんて思わなかった」=控えめながら嬉しさを表す表現
  • “I never caught your name that day.”  →「名前を聞きそびれてたね」=自然な距離の詰め方
  • “Lucky timing, I guess?”  → 偶然の再会をやわらかく受け入れる言い回し

💡 日常会話の中で「記憶に残っていた人との再会」を描写する英語表現に注目してみましょう!


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